NAS

HDL-GZ1.0TU

http://www.iodata.jp/prod/storage/hdd/2005/hdl-gwz/index.htm
先日IO DATAのHDL-GZ1.0TU(以降GZと呼ぶ)というNAS(ネットワークに直接接続するHDD)を中古で手に入れた。これをハックする課程をメモとして公開します。あくまでも目的は自分の為のメモという位置づけで、動作を保証する物でもないしこれを参考する事により障害が発生したとしても著者は責任を持ちません。ただし感想や批判は歓迎です。追記して行きたい。

導入と動機

元々うちではGLANTANK(以降GLAN)http://supertank.iodata.jp/products/sotohdlgw/を使用してLinuxサーバを立ち上げていた。用途としては

  • HTTP(内・外)
  • SSH(内・外)
  • DNS(内)
  • Samba(内)

などである。これはこれで満足していたのだが、今回GZに乗り換えた。その理由として、

  • GLANはHDL-GW500U(以降GW)を挑戦者ブランドとして出した物で、ほとんどハードは同じ物である。しかもGWには上位機GZが存在する。
  • GLANにはファームウェアが付属しており、あまり苦労することなくLinuxサーバとして動作させる事ができる。苦労がいらない分知識も付かないし何より中身がよくわかっていない。
  • GLANに付属しているファンが意外とうるさい(GWも同じ)。換えようと思ったがファンが小さくて選択肢が少なすぎる。GZならファンが大きくて代替品が見つかりやすそう。
  • GZならHDDが4台入る。

参考:
I-O Hack - wiki@nothing

シリアルコンソール

GZにDebianをインストールしようと思うが、グラフィックス出力は無論ないし、シリアルもついていない。
が、基板上にシリアルが出ているとのこと。これをRS-232Cコネクタに変換して接続すればいいかと思ったらなんと信号レベルが違うとのこと。TTLで出ているからRS-232Cレベルに変換しなくてはならない(間に変換チップが必要)
どうせ232CをUSBに変換してPCで制御するのだから一度に変換できないかと思っていたらFT232RLというチップでできそうだ。
FT232RLが実装されているキットを探すと以下の物が発見された。
http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=50025
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=%22K-01977%22&s=score&p=1&r=1&page=
とりあえずどちらにするか考え中。

SCON-KIT/PRO

当初シリアルコンソールを使用するために自作することを考えていたが、

下記のサイトから
http://iohack.sourceforge.jp/tanks/index.php?SERIAL-KIT

SCON-KIT/PROという玄箱用のモノが販売されていることを知った。
http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=992
値段も手頃。注文した。

PHコネクタ

どうやらIO DATAのLANDISK (HDL-GZ)に使われているファンのコネクタは、PHコネクタという製品らしい。
日本圧着端子製造株式会社
http://www.jst-mfg.com/product/detail.php?series=199

さて、どうやって普通のファンに変換しようか。
ジャンパケーブルもちょっと厳しかった。

会社の製造さんに頼んでやってもらった。
コネクタ部分は再利用。